サムネイルの客観性|視聴者の期待を正確に捉える方法
こんにちは、トモシーです。
前回の記事では、サムネイル作成の基本として「視聴者満足度を第一に考える」ことの重要性をお伝えしました。
今日は、その実践において最も重要な能力である「客観性」について、深く掘り下げていきます。
客観性とは、「視聴者がこのサムネイルを見て、どんな期待を抱くのか?」を正確に予測する能力です。
なぜ客観性が必要なのか?
多くのYouTube運営者が陥る罠があります。
それは、「自分の伝えたいこと」と「視聴者が受け取ること」が一致していないという状況です。
例えば、こんな経験はありませんか?
- 「このサムネイルなら絶対クリックされる!」と確信して公開したのに、全く伸びない
- 動画の内容は良いはずなのに、視聴維持率が低い
- コメント欄で「思っていた内容と違った」と言われる
これらは全て、客観性の欠如から生まれる問題なんです。
成功事例から学ぶ客観性
実際の成功事例を見ながら、客観性について理解を深めていきましょう。
事例:イングリッシュおさるさんの「中学英語完全攻略」
登録者49万人のイングリッシュおさるさんの「中学英語完全攻略」という動画は、522万再生を記録しています。
ここで重要な質問です。
あなたがこの「中学英語完全攻略」というサムネイルを見たら、どんな内容を期待しますか?
おそらく、こんな期待を持つのではないでしょうか:
- ゲームの攻略本のように、この動画だけで中学英語をマスターできる
- 体系的かつ網羅的な内容が詰まっている
- 初心者でも理解できる丁寧な解説
これが「客観的な視聴者の期待」です。
そして素晴らしいのは、イングリッシュおさるさんの動画が、この期待に完璧に応えている点なんです。
動画は実際に超濃密な内容で、「完全攻略」というサムネイルの約束を守っているんですね。
客観性を持つことで得られる3つのメリット
1. 視聴者満足度の向上
期待と実態が一致することで、視聴者は「この動画を見て良かった」と感じます。
2. 視聴維持率の改善
「思っていた内容と違う」という理由での離脱が減り、最後まで見てもらえます。
3. 信頼の蓄積
約束を守り続けることで、チャンネル全体への信頼が構築されます。
日常生活から学ぶデザインの客観性
実は、客観性を鍛える方法は身の回りにたくさんあります。
35年間トラックを運転してきた中で、私はコンビニやスーパーで様々な商品パッケージを見てきました。
優れたパッケージデザインには、必ず客観性が備わっているんです。
事例:キリン「晴れ風」ビールのパッケージ
給料が数年前から減額(半額)になりお酒が飲めるほど手取りが多くは無いですがw、コンビニなどで販売しているキリンの「晴れ風」というビール。このパッケージから客観性について学べることがあります。
あなたがこのパッケージを見たら、どんな味を想像しますか?
おそらく、次のような印象を持つはずです:
ティファニーブルーのパッケージから受ける印象
- 上品でスッキリした印象
- 涼しげで爽やかな雰囲気
- 軽やかで飲みやすそう
「晴れ風」という文字のフォントから
- 柔らかく優しい印象
- どこか涼やかな雰囲気
そして実際に飲んでみると、まさにこの印象通りなんです。
すっきりした味わいで飲みやすく、ビール特有の苦みや酸味は控えめ。
これがデザインの客観性なんです。
パッケージから受ける印象と、実際の商品が一致しているからこそ、晴れ風は2024年時点で累計2億本以上という大ヒットになったんですね。
選択理論から見る客観性の本質
私がいつもお伝えしている選択理論では、「内的コントロール」と「外的コントロール」という概念があります。
外的コントロール的な考え方
「このサムネイルを見たら、視聴者はこう思うはずだ」と決めつける。自分の意図を押し付けようとする。
内的コントロール的な考え方
「このサムネイルを見たら、視聴者はどう思うだろうか?」と客観的に分析する。視聴者の視点を尊重する。
客観性を持つということは、内的コントロールの視点を持つということなんです。
トラックドライバーとして学んだ客観性
35年間、日本全国を走り続けてきました。
その中で、配送先の看板やオフィスの雰囲気を見て、「ああ、この会社はこういう仕事をしているんだな」と理解することが何度もありました。
優れた会社は、看板や外観から受ける印象と、実際のサービス内容が一致しているんです。
逆に、立派な看板を掲げていても、実態が伴わない会社は長続きしません。
これも客観性の重要性を示す例なんですね。
客観性を鍛える3つの実践方法
1. 成功事例を徹底的に分析する
登録者数の2倍以上の再生数を獲得している動画のサムネイルを研究しましょう。「なぜこのサムネイルは視聴者の期待を正確に捉えられているのか?」を分析します。
2. 日常生活のデザインから学ぶ
商品パッケージ、看板、ポスターなど、身の回りのデザインから「このデザインは何を伝えようとしているのか?」を考える習慣をつけましょう。
3. 第三者に確認してもらう
自分の作ったサムネイルを他の人に見せて、「このサムネイルから、どんな内容を期待する?」と聞いてみましょう。自分の意図と他者の受け取り方のギャップに気づくことができます。
青木仁志先生の教え
選択理論を日本に広めた青木仁志先生は、こんな言葉を残しています。
「相手の立場に立って考えることが、真のコミュニケーションの第一歩である」
青木仁志
サムネイルも、視聴者とのコミュニケーションです。
相手(視聴者)の立場に立って、客観的に考えることが成功への道なんです。
まとめ:客観性は技術ではなく姿勢
客観性は、デザインの技術ではありません。
それは「視聴者の視点を尊重する姿勢」です。
この姿勢を持つことで、あなたのサムネイルは視聴者に愛される入り口になります。
次回は、「サムネ詐欺を避ける方法」について、さらに具体的なテクニックをお伝えします。
シリーズ記事
- 📘 サムネイル作成の基本
- 📗 客観性の重要性(この記事)
- 📕 サムネ詐欺を避ける方法
他のセクションも読む
- 🎯 ジャンル選定の完全ガイド
- 👥 視聴者理解の重要性
- 🎬 濃い動画を作る方法
- ⚡ 無駄を省く3つのポイント
