毎朝ハンドルを握るあなたへ――「このやり方、本当にこれでいいのか?」
配送センターに到着し、荷台を開けた瞬間。「あれ?この積み方だと奥の荷物が取りづらいな…」そんなふうに感じたこと、ありませんか?
私は35年間、トラックドライバーとして働いてきました。西濃運輸から始まり、マルモ運輸で14年、ケーラインで倉庫作業とドライバーを兼務し、阪神トランスポートで乳製品の工場間輸送、そして現在のエフエスロジスティックスで野菜配送を担当しています。
6社、35年。延べ12,775日のハンドル。
その中で学んだ最も大切なことは、「素直な心で現実を見つめること」でした。
今日は、経営の神様・松下幸之助さんの教えと、私の35年の現場体験、そして青木仁志先生の選択理論を統合して、プロドライバーとしての成長の本質をお伝えします。
📊 この記事で分かること
- ✅ 松下幸之助の「素直な心」10の条件と運送現場での活用法
- ✅ 35年の現場で実証された小さな改善の具体例(配送時間10分短縮、燃費3%向上など)
- ✅ 青木仁志の選択理論と「素直な心」の統合実践法
- ✅ 今日から始める7ステップ実践ガイド
- ✅ 年代別(20〜50代)・立場別の実践方法
松下幸之助の教え「素直な心」とは――経営の神様が見抜いた成長の本質
📖 松下幸之助(1894-1989)
パナソニック(旧・松下電器産業)創業者。小学校4年で丁稚奉公に出され、23歳で独立。「水道哲学」「ダム経営」など数々の経営哲学を残し、「経営の神様」と呼ばれる。
主な著書:『道をひらく』『素直な心になるために』『人を活かす経営』
「素直な心」の定義――松下幸之助が最も大切にした姿勢
「素直な心とは、何物にもとらわれることなく物事の真実を見る心である。そういう心になれば、物事の実相に従って、何が正しいか、何をなすべきかということを、正しく把握できるようになる」
――松下幸之助『素直な心になるために』PHP研究所、1976年、p.12
松下さんは、「素直な心」を10の条件として整理しています:
素直な心の10の条件
- 私心にとらわれない ― 自分の利益だけを考えない
- 耳を傾ける ― 他人の意見を聞く
- 寛容 ― 失敗を許す
- 実相が見える ― 物事をありのままに見る
- 道理を知る ― 原理原則を理解する
- すべてに学ぶ心 ― どんな状況からも学ぶ
- 融通無碍 ― 柔軟に対応する
- 平常心 ― 動揺せず冷静でいる
- 価値を知る ― 物事の本質的価値を見抜く
- 広い視野 ― 全体を俯瞰する
一見、経営者向けの教えに見えますが、実は運送の現場でこそ最も活きる哲学なんです。
35年の現場が証明する「素直な心」の力――6社・12,775日の学び
📦 エピソード1:医療機器輸送で学んだ「実相を見る」力(マルモ運輸時代/14年在籍)
1991年から2005年まで、私はマルモ運輸で働いていました。この会社では、雪印MEGミルクの配送から始まり、のちに傭車(独立請負)として東芝メディカルやGE横河メディカル、日立メディコの医療機器輸送を担当しました。
CT・MR・レントゲン。これらは重量が数百キロから1トンを超える精密機器です。病院への納品時には、設置補助も行います。
医療機器の輸送は特殊で、病院の閉院後や休診日に合わせた24時間365日対応が求められます。深夜2時に病院に到着し、朝6時まで設置作業をすることもありました。
💡 転機となった出来事
ある日、病院のエレベーターにCT装置を載せる際、私は「いつもこうやってるから」という理由で、従来通りの角度で機器を傾けました。
すると、同行していたエンジニアは何も言いませんでした。
しかし、のちに考えるともっと良い積み方があったと自分自身で振り返り気付きました。
その瞬間、私は気づきました。
「俺、何も考えずに同じやり方を繰り返していた」
松下幸之助が言う「実相が見える」とは、まさにこのこと。先入観を捨て、目の前の現実をありのままに見る。それができていなかったんです。
それ以降、私は作業後や移動中に「この荷物の特性は何か?どこに重心があるか?もっと良い方法はないか?」と自問し、即座に次回の作業に活かすようになりました。24時間365日対応の現場では、その場での振り返りと改善が命です。
結果:
- ✅ 荷物の破損ゼロ(14年間で1件も破損なし)
- ✅ 設置作業時間が平均15分短縮
- ✅ エンジニアから「柏村さん(当時の名前)に任せると安心」と信頼を獲得
🧊 エピソード2:冷凍食品輸送での温度管理改善(ケーラインサービス時代/6年6ヶ月在籍)
2006年から2013年、私はケーラインサービスで冷凍食品の輸送を担当しました。横浜冷凍・福山冷蔵から加工工場やセンター、個客へ、また、鴻池運輸からローソン各店舗への配送です。
冷凍食品輸送の命は、温度管理。-18℃以下を保たなければ、商品価値はゼロになります。
💡 小さな気づきが大きな改善を生んだ
ある夏の日、配送先で荷台の温度が-16℃まで上昇していることに気づきました。規定の-18℃を上回っています。
「おかしいな…冷凍機は正常に動いてるのに」
私は先入観を捨てて、現実をよく観察しました。すると、原因が分かりました。
原因は、水抜き栓の設置し忘れ。冷気は下の方向へと回り、荷台洗浄後の水抜き穴から冷気が漏れていました。
改善策:
- ① 荷物を積む順番を見直し、隙間を最小化
- ② 荷台の冷気漏れを防ぐためのチェック
- ③ 扉の開閉時間を計測し、少しでも早く閉める習慣化
結果:
- ✅ 温度逸脱ゼロ(6年6ヶ月で1件も温度トラブルなし)
- ✅ 燃費が約3%向上(冷凍機の稼働率低下)
- ✅ 会社や顧客からはクレームは無し
これが、松下幸之助の言う「すべてに学ぶ心」「融通無碍(柔軟性)」です。
🥬 エピソード3:現職での主体的な現場対応(エフエスロジスティックス/9年5ヶ月・現在)
2016年頃は外食産業大手の各店舗配送をし、現在の大型トラックでの拠点間輸送まで、私はエフエスロジスティックスでデリカフーズのまる野菜・カット野菜の配送を経験し工場間の拠点間輸送を担当しています。
この会社で特に印象的なのは、経営層が現場に関与しない環境だからこそ、現場で働く私たち一人ひとりが主体的に動く必要があるということ。
だからこそ、デリカフーズの現場では、ドライバーだけでなく、工場スタッフ、倉庫作業員、配送先の店舗スタッフまでを気にかけて作業をしています。上からの指示を待つのではなく、現場の判断で最善を尽くす文化です。
💡 「素直な心」が生んだ主体的な働き方
ある日、配送先で荷下ろしをしていた時、自分の積み方に少し無駄があることに気づきました。
以前の私なら、「まあ、これでいいか」と済ませていたかもしれません。でも、松下幸之助の「実相が見える」「私心にとらわれない」を実践し、その場で積み方を改善しました。
結果、荷下ろし時間が5分短縮。
経営層の指示がなくても、自分で考え、自分で改善する。それが現場力です。
この「素直な心」は、青木仁志先生の選択理論で言う「内的コントロール」そのものです。
外的コントロール(「上司の指示を待つ」)ではなく、内的コントロール(「自分で状況を判断し、より良い方法を選ぶ」)。
現場に任されている環境だからこそ、一人ひとりの「素直な心」が問われるのです。これができるようになったのは、35年の現場で「素直な心」を実践し続けたおかげです。
松下幸之助×青木仁志――「素直な心」と「内的コントロール」の統合
ここで、青木仁志先生の選択理論を統合します。
📖 青木仁志(1955-)
選択理論心理学の日本における第一人者。アチーブメント株式会社代表取締役社長。ウィリアム・グラッサー博士の選択理論を日本に普及。
主な著書:『一生折れない自信のつくり方』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』
外的コントロール vs 内的コントロール
| 外的コントロール(覇道) | 内的コントロール(王道) |
|---|---|
| ❌ 批判する | ✅ 傾聴する |
| ❌ 責める | ✅ 支援する |
| ❌ 文句を言う | ✅ 励ます |
| ❌ ガミガミ言う | ✅ 尊敬する |
| ❌ 脅す | ✅ 信頼する |
| ❌ 罰する | ✅ 受容する |
| ❌ ご褒美で釣る | ✅ 意見の違いを交渉する |
松下幸之助の「素直な心」は、まさに内的コントロールの実践です。
🔗 統合実践法
| 松下幸之助「素直な心」 | 青木仁志「内的コントロール」 | 運送現場での実践 |
|---|---|---|
| 耳を傾ける | 傾聴する | 配送先スタッフの意見を素直に聞く |
| 寛容 | 受容する | 後輩ドライバーの失敗を責めず、一緒に改善策を考える |
| 実相が見える | 現実を受け入れる | 渋滞を責めるのではなく、別ルートを冷静に選択する |
| すべてに学ぶ心 | 成長マインドセット | トラブルを「学びの機会」と捉える |
| 融通無碍 | 柔軟性 | 天候や交通状況に応じて配送計画を柔軟に変更する |
今日から実践!「素直な心」でハンドルを握る7ステップ
35年の現場経験から編み出した、誰でも今日から始められる実践法です。
STEP 1:毎朝、ハンドルを握る前に「今日はどこを改善するか?」と自問する
実践方法:
- 出勤したら、車両点検の前に30秒だけ考える時間を取る
- 「昨日、少し気になったあの積み方、今日は変えてみよう」
- 「今日は配送ルートを少し変えて、信号待ち時間を減らせないか試してみよう」
私の過去の経験からの実例:
マルモ運輸時代、毎朝この自問を続けた結果、医療機器の積み方を14回改善し、設置時間を累計210分(1日平均15分)短縮しました。
STEP 2:配送先で「ありがとうございます」を必ず言う(感謝の習慣化)
実践方法:
- 荷物を受け取ってもらったら「ありがとうございます、お疲れ様です」
- 配送先スタッフが手伝ってくれたら「助かりました、ありがとうございます」
- 渋滞で遅れた時も「お待たせして申し訳ございません。ありがとうございます」
ポイント:松下幸之助の「おかげ様」の精神。感謝の言葉は、素直な心の第一歩です。
STEP 3:先輩・同僚の積み方を観察し、良い点を1つ盗む
実践方法:
- 配送センターで他のドライバーが荷物を積んでいる様子をさりげなく観察
- 「あ、この人、荷台の奥から手前に向かって重いものを積んでる。これなら荷崩れしにくいな」
- 良い点を見つけたら、その場で「その積み方いいね!真似させてもらいます」と心の中で感じる
(現場では声をかけにくい場合もあるので、まずは観察と学びを優先)
私の過去の経験からの実例:
ケーラインサービス時代、先輩ドライバーの「冷凍食品を積む時、冷気漏れチェックを徹底する」技を盗み、温度管理が劇的に改善しました。
STEP 4:失敗を「学びの機会」と捉える(外的コントロールの放棄)
実践方法:
- 配送が遅れた時、「渋滞のせいだ」「道路工事のせいだ」と他責にしない
- 「次回は渋滞情報を事前にチェックしよう」「このルートは朝8時は避けよう」と自責で考える
- 「失敗した」ではなく「新しいことを学んだ」と言い換える
青木仁志の教え:「人は外側からコントロールされるのではなく、内側から選択している」
STEP 5:作業後すぐに「今日の気づき」をメモする習慣
実践方法:
- 業務終了後、トラックを降りる前に30秒だけメモを取る
- 「今日の積み方、ここがうまくいった」「この部分は改善の余地あり」と記録
- 気づいたことをスマホのメモアプリに記録(私はiPhoneのメモアプリ使用)
私の過去の経験からの実例:
この方法で、1ヶ月に平均2〜3個の改善点を発見。1年で約30個の改善を実現しました。医療機器輸送では24時間365日対応のため、その場での振り返りが特に重要でした。
STEP 6:配送時間を記録し、「なぜ早く/遅く着いたか」を分析する
実践方法:
- 毎回の配送時間(出発〜到着)をスマホのタイマーで計測
- 「今日は10分早く着いた。なぜ?→信号が少ないルートを選んだから」
- 「今日は5分遅れた。なぜ?→荷物の積み方が悪く、降ろすのに時間がかかった」
- 原因を特定し、次回に活かす
結果:1ヶ月続けると、平均配送時間が約10分短縮されます。
STEP 7:月に1回、「今月の学び」をノートに書く
実践方法:
- 月末に30分時間を取り、ノート(またはスマホメモ)に今月の学びを3つ書く
- 例:「①荷台の冷気漏れチェックを覚えた。②配送先スタッフと協力的な関係を築けた。③新しいルートを発見し、5分短縮できた」
- 3ヶ月後、6ヶ月後に読み返し、成長を実感する
松下幸之助の言葉:
「日々これ新たなり。毎日が成長の機会である」
年代別・立場別「素直な心」実践法
🚀 20代:新人ドライバー期(経験1〜5年)
この時期の課題:
- 基本操作を覚えることに精一杯
- 先輩の指示を素直に聞けるかどうかでその後のキャリアが決まる
「素直な心」の実践法:
- 先輩の言葉を100%聞く ― プライドを捨て、教えを素直に受け入れる(松下幸之助の「耳を傾ける」)
- 「なぜ?」を質問する ― 「この積み方、なぜこうするんですか?」と理由を聞く(青木仁志の「傾聴する」)
- 失敗を隠さない ― ミスをしたら即報告し、一緒に改善策を考える
私の過去の経験からの実例(20代):
最初の1年は先輩の言うことを100%守り、2年目から「なぜ?」を質問し始めました。3年目にはマルモ運輸に転職し、新しい学びを得ました。
💼 30代:中堅ドライバー期(経験6〜15年)
この時期の課題:
- 自分のやり方が固まり、変化を嫌うようになる
- 後輩を指導する立場になり、自分の考えを押し付けがち
「素直な心」の実践法:
- 後輩の意見も聞く ― 「俺のやり方が正しい」ではなく、「お前はどう思う?」と問いかける(内的コントロール)
- 新しい技術を学ぶ ― デジタルタコグラフ、ドライブレコーダー、配送管理アプリなど、新技術に素直に挑戦
- 他社の事例を学ぶ ― 同業他社のドライバーと情報交換し、良い点を盗む
私の過去の経験からの実例(30代):
傭車として独立し、自分で経営判断をする立場に。松下幸之助の「道理を知る」「広い視野」を実践しました。
🏆 40代:ベテランドライバー期(経験16〜25年)
この時期の課題:
- 「もう学ぶことはない」という慢心
- 若手ドライバーとのジェネレーションギャップ
「素直な心」の実践法:
- 若手から学ぶ ― 「最近の若い奴は…」ではなく、「若い人の意見も面白いな」と素直に認める
- 自分の経験を言語化する ― 後輩に教える際、「なぜそうするのか」を論理的に説明する練習をする
- 健康管理を学ぶ ― 体力が落ちてくる年代。素直に休憩を取り、無理をしない
私の過去の経験からの実例(40代):
冷凍食品、乳製品と新しいジャンルに挑戦。40代でも「すべてに学ぶ心」を実践しました。
👴 50代:マスタードライバー期(経験26年以上)
この時期の課題:
- 定年が見え始め、モチベーション低下
- 「今更変えられない」という諦め
「素直な心」の実践法:
- 次世代に教える ― 自分の経験を若手に伝え、業界全体のレベルアップに貢献(松下幸之助の「人を活かす経営」)
- 新しい挑戦をする ― YouTube、ブログ、SNSなど、デジタルツールに挑戦し、発信する
- 「おかげ様」を実践する ― 35年間支えてくれた家族、同僚、会社に感謝を伝える
私の過去の経験からの実例(50代):
55歳でYouTubeチャンネル「@genbaspirit」開設、56歳でブログ「トラックドライバーのアニメ哲学」開始。デジタルツールに素直に挑戦中です。
「素直な心」って、言いなりになるってこと? ▼
いいえ、違います。
松下幸之助の「素直な心」は、「盲従」ではなく「主体的な学び」です。
例えば、先輩が「この積み方でやれ」と言った時、素直な心とは:
- ❌ 何も考えずに従う(これは盲従)
- ✅ 「なぜこの積み方なのか?」と理由を理解した上で実践する(これが素直な心)
青木仁志先生の選択理論でも、「自分で選択する」ことが重要。素直な心とは、他人の意見を聞いた上で、自分で最善を選択することです。
ベテランになると、今更変えられない気がするのですが… ▼
私も同じでした。でも、56歳でYouTubeを始めました。
松下幸之助はこう言っています:
「人間は何歳になっても成長できる。年齢は言い訳にならない」
私は35年間ドライバーをやってきて、50代でデジタルツールに挑戦しました。最初は全く分かりませんでしたが、「素直な心」で若い人に教えてもらい、今ではYouTube、ブログ、ChatGPT、Claudeなどを使いこなしています。
年齢は関係ありません。素直な心さえあれば、何歳でも成長できます。
「小さな改善」って、本当に意味あるの? ▼
あります。私の35年がその証拠です。
例えば、配送時間を1回あたり5分短縮できたとします。
計算してみましょう:
- 1日2便 × 5分 = 10分短縮
- 10分 × 月20日 = 200分(3時間20分)短縮
- 3時間20分 × 12ヶ月 = 40時間短縮
- 40時間 × 35年 = 1,400時間短縮
1,400時間 = 約58日分。
小さな改善も、35年積み重ねれば2ヶ月分の時間を生み出します。これが松下幸之助の「積小為大」(小を積んで大と為す)です。
会社の上司が外的コントロール型で、素直な心が通じないのですが… ▼
自分だけは内的コントロールを実践しましょう。
青木仁志先生の選択理論では、「他人をコントロールすることはできない。自分の選択だけをコントロールできる」と説いています。
上司が外的コントロール型(批判する、責める、罰する)でも、あなたまで同じにならないこと。
私の過去の経験からの実例:
現職のエフエスロジスティックスでも、経営層が現場に関与しない環境です。でも、私はデリカフーズの現場スタッフと協力的な関係を築くことに集中しました。
結果、現場での評価が上がり、信頼される存在になりました。
自分だけは内的コントロールを実践する。それが「素直な心」です。
失敗が怖くて、新しいことに挑戦できません… ▼
失敗は「学びの機会」です。私も何度も失敗しました。
松下幸之助の名言:
「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる」
私の失敗例:
- マルモ運輸時代、医療機器を誤った角度で積み、のちに自分で気づいた → 学び:重心を考えた積み方を覚えた
- ケーラインサービス時代、冷凍食品の温度管理ミスで注意された → 学び:水抜き栓チェックを徹底する改善策を編み出した
- 56歳でYouTube開始、最初の動画は再生数8回 → 学び:改善を続け、現在は継続中
失敗は終わりではなく、始まり。素直に学べば、必ず成長します。
「素直な心」を実践すると、プライドが傷つきませんか? ▼
松下幸之助は「私心にとらわれない」と言っています。
プライドとは、「自分が正しい」「自分のやり方が最高」という執着。これが「私心」です。
素直な心とは、「より良い方法があれば、それを採用する」という姿勢。
例えば、後輩が「その積み方、こっちの方が早いですよ」と言った時、素直な心なら:
- ❌ 「俺の方が経験あるんだから、黙ってろ」(私心・プライド)
- ✅ 「お、教えてくれてありがとう。試してみる」(素直な心)
プライドを守るより、成長を選ぶ。それが素直な心です。
松下幸之助の著書、どれから読めばいいですか? ▼
初めてなら『道をひらく』がおすすめです。
おすすめ順:
- 『道をひらく』(PHP研究所、1968年) ― 短いエッセイ集。1話3分で読める。通勤中に最適
- 『素直な心になるために』(PHP研究所、1976年) ― 今回の記事のテーマ。「素直な心」を深く学べる
- 『人を活かす経営』(PHP研究所、1978年) ― 経営者向けだが、チームで働くドライバーにも参考になる
私は『道をひらく』をトラックの助手席に置いて、休憩中に読んでいます。
35年のキャリアで、一番大切だと思うことは? ▼
「学び続けること」です。
私は35年間、6社を経験しました。雪印、医療機器、冷凍食品、乳製品、野菜。どれも全く違う世界です。
でも、「素直な心で学び続ける」という姿勢だけは一貫していました。
松下幸之助の言葉:
「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である」
トラック、荷物、配送先スタッフ、渋滞、天候。すべてが教材です。
学び続ける限り、何歳でも成長できます。
まとめ:素直な心で、今日から一つだけ変えてみよう
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
松下幸之助の「素直な心」、青木仁志の「内的コントロール」、そして私の35年の現場体験。これらすべてが示しているのは、「小さな改善の積み重ねが、プロドライバーの誇りをつくる」ということです。
📌 今日から始める3つのこと
- 毎朝、ハンドルを握る前に「今日はどこを改善するか?」と30秒自問する
- 配送先で「ありがとうございます」を必ず言う
- 先輩・同僚の良い点を1つ盗む
35年前、私が西濃運輸で初めてハンドルを握った時、私は何も知りませんでした。
でも、「素直な心」で学び続けた結果、今ではYouTubeやブログで情報発信するまでになりました。
あなたも、今日から一つだけ変えてみてください。
「このやり方、本当にこれでいいのか?」
その疑問こそが、プロドライバーとしての成長の種です。
「素直な心があれば、物事の本質が見える。
――松下幸之助
本質が見えれば、正しい道が分かる。
正しい道が分かれば、迷わず進める」
今日も安全運転で、一つひとつの仕事を大切に。
あなたの小さな工夫が、明日の大きな成果を生み出します。
参考文献
- 松下幸之助『素直な心になるために』PHP研究所、1976年
- 松下幸之助『道をひらく』PHP研究所、1968年
- 松下幸之助『人を活かす経営』PHP研究所、1978年
- 青木仁志『一生折れない自信のつくり方』アチーブメント出版、2013年
- 青木仁志『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』大和書房、2015年
- ウィリアム・グラッサー『グラッサー博士の選択理論』アチーブメント出版、2000年


