「SHIROBAKO」で学ぶ選択理論
アニメ制作の現場から学ぶ、職場を変える「自分からの変革」
選択理論との出会い――職場を変えたいと思った瞬間
物流業界で働いて35年。ある日、青木仁志さんの「選択理論」に出会いました。
その中で特に心に刺さったのが「外的コントロール」から「内的コントロール」へという考え方です。
そして、この考え方を最も分かりやすく教えてくれたのが、アニメ「SHIROBAKO」の主人公・宮森あおいでした。
💡 私の職場で気づいたこと
- 社則を都合よく解釈し、手当が支給されないことがある
- 面談で「この給料で納得できないなら辞めてもらっても構わない」と言われた
- 現在の手取りは22〜23万円程度[運転以外の現場作業あり]
(大型トラックで愛知~奈良~大阪茨木2箇所~愛知) - 役員は現場にほとんど来ず、状況を把握していない
- 「従業員は替えられる部品」という空気感
これこそが、青木さんの言う「外的コントロール」そのものでした。
「SHIROBAKO」――アニメ制作現場という”職場”の物語
📺 作品概要
| タイトル | SHIROBAKO(シロバコ) |
| 放送時期 | 2014年10月~2015年3月(全24話) |
| 主人公 | 宮森あおい(制作進行) |
| 舞台 | アニメ制作会社「武蔵野アニメーション」 |
「SHIROBAKO」は、アニメ制作会社で働く若い女性たちの奮闘を描いた作品です。
主人公の宮森あおいは「制作進行」として、監督、演出、作画、背景、撮影、音響など、さまざまなセクションをつなぐ役割を担っています。
まさに「プロジェクトマネージャー」であり、「チームリーダー」です。
🚛 アニメ制作と物流の共通点
⏰ 厳しい納期
放送日は絶対/配送時刻は厳守
🤝 多部署連携
各セクションの協力/配車・荷主・ドライバー
🔥 トラブル対応
作画ミス・遅延/渋滞・事故・配送ミス
👥 チームワーク
個々の専門性を活かす/信頼と協力
複数の工程を管理し、納期内に完成品を届ける――これは物流も同じです
宮森あおいの「内的コントロール型」リーダーシップ
青木仁志氏が提唱する「内的コントロール」の7つの習慣
- ✅ 傾聴する
- ✅ 支援する
- ✅ 励ます
- ✅ 尊敬する
- ✅ 信頼する
- ✅ 受容する
- ✅ 意見の違いを交渉する
宮森あおいは、この7つをすべて実践しているリーダーです。
🎧 習慣1:傾聴する
📺 SHIROBAKOのシーン
作画監督が「この演出は難しい」と相談してきた時、宮森あおいはまず話をじっくり聞きます。「どこが難しいのか」「どうすれば解決できるか」――相手の言葉に耳を傾け、理解しようとします。
🚛 物流現場での応用
配車担当が「この荷物、なんとかならないか」と言ってきた時――
- まず話を聞く:「どういう状況なんですか?」
- 理解しようとする:「なぜこの配送が難しいのか?」
- 一緒に考える:「どうすれば解決できるか?」
❌ 「無理です」と即答する
✅ 「状況を教えてください。一緒に考えましょう」
🤝 習慣2:支援する
📺 SHIROBAKOのシーン
新人アニメーターが作画で苦戦している時、宮森あおいは「私にできることはありますか?」と声をかけます。直接作画はできなくても、資料を集めたり、ベテランアニメーターに相談したり――できる限りのサポートをします。
🚛 物流現場での応用
後輩ドライバーが配送ルートで迷っている時――
- 情報を共有する:「このエリアは渋滞しやすいから、こっちのルートがいいよ」
- 経験を伝える:「この荷主は搬入口が分かりにくいから、こう行くといい」
- 困った時は手を貸す:「手伝えることがあったら言ってね」
❌ 「自分で考えろ」と突き放す
✅ 「一緒に考えよう。何か手伝えることある?」
💪 習慣3:励ます
📺 SHIROBAKOのシーン
スケジュールが厳しく、スタッフが疲弊している時、宮森あおいは「みんな、本当にありがとうございます!」と感謝を伝えます。小さな進捗でも「すごい!」と認め、チーム全体を励まし続けます。
🚛 物流現場での応用
繁忙期で全員が疲れている時――
- 感謝を伝える:「今日もお疲れ様!ありがとう」
- 良い点を認める:「あの配送、スムーズだったね!」
- 小さな成功を祝う:「無事故記録更新、すごいね!」
❌ 「当たり前だ」と流す
✅ 「本当に助かった。ありがとう」
🌟 習慣4-7:尊敬・信頼・受容・交渉
📺 SHIROBAKOのシーン
宮森あおいは、各セクションの専門性を尊敬し、任せるべきことは任せます。意見が対立した時も、「どうすれば双方が納得できるか」を一緒に考えます。
- 尊敬する:「さすが、作画監督!」と専門性を認める
- 信頼する:「お願いします!」と任せる
- 受容する:失敗しても責めず、次に活かす
- 交渉する:「この部分だけでも調整できませんか?」と対話
🚛 物流現場での応用
- 尊敬する:「〇〇さんのルート取り、いつも上手いですよね」
- 信頼する:「この配送、〇〇さんなら安心です」
- 受容する:ミスがあっても「次は気をつけよう」と前向きに
- 交渉する:「この時間は難しいですが、午後なら可能です」と対話
❌ 「なんでできないんだ」と責める
✅ 「どうすればできるか、一緒に考えよう」
「外的コントロール」では問題は解決しない
❌ もし宮森あおいが「外的コントロール型」だったら…
- 「とにかくやれ!」と命令する
- 「できないなら別の人に頼む」と脅す
- 「納期に間に合わないのはお前のせいだ」と責める
- 失敗したスタッフを見せしめにする
→ このアプローチでは、スタッフは疲弊し、チームは崩壊します。
✅ 宮森あおいの「内的コントロール型」アプローチ
- 「どこが難しいか教えてください」と傾聴
- 「私にできることはありますか?」と支援
- 「一緒に乗り越えましょう!」と励ます
- 「〇〇さんなら大丈夫!」と信頼
→ このアプローチで、チームは困難を乗り越え、成長します。
SHIROBAKOの中で、何度も危機的な状況が訪れます。しかし宮森あおいは「命令・強制」ではなく「対話・協力」で乗り越えていきます。これこそが、青木仁志さんが提唱する「内的コントロール」の実践です。
トラックドライバーが実践できる「内的コントロール」
🚛 現場で今日からできる7つの行動
1. 配車担当との関係
| ❌ | 「また無茶な配送か」と文句を言う |
| ✅ | 「状況を教えてください。できる限り対応します」 |
2. 荷主との関係
| ❌ | 「こっちも忙しいんだ」と不機嫌な態度 |
| ✅ | 「ご要望をお聞かせください。最善を尽くします」 |
3. 後輩ドライバーとの関係
| ❌ | 「見て覚えろ」と突き放す |
| ✅ | 「最初は誰でも苦労する。困ったことがあったら聞いてね」 |
4. 同僚との関係
| ❌ | 「俺は関係ない」と無関心 |
| ✅ | 「何か手伝えることある?」と声をかける |
私の実践例――デリカフーズでの取り組み
私は、今の会社の「従業員」として働くのではなく、「デリカフーズ株式会社の皆さんと共に働くパートナー」として動くことにしました。
デリカホールディングスの経営理念にある「徳・体・智」、そして「会社は道場」という考え方――これこそが、私が目指したい働き方です。
SHIROBAKOの宮森あおいのように、「傾聴・支援・励ます・信頼」を実践しています。
具体的に私がしていること
- デリカフーズの仲間の話を、まず聴く
- 困っていることがあれば、一緒に考える
- 良い仕事をした時は、心から褒める
- それぞれの個性や考え方を尊重する
- 信頼関係を第一に考える
📈 変化が見え始めた
まだまだ道半ばですが、小さな変化を感じています。
現場の雰囲気が、少しずつ明るくなってきた気がするんです。
「言われたからやる」ではなく、「自分たちで考えて動く」――そんな瞬間が増えてきました。
職場を変える5つのステップ
1️⃣ 自分を知る
今の自分は「外的コントロール」を使っていないか?自己チェックから始めよう
2️⃣ 小さく始める
いきなり全部は変えられない。まずは「傾聴」から始めてみる
3️⃣ 続ける
すぐには変わらない。でも続ければ、必ず変化が起きる
4️⃣ 広げる
自分が変わると、周りも変わる。少しずつ輪が広がっていく
5️⃣ 習慣にする
「内的コントロール」が当たり前に。それが本当の職場改革
SHIROBAKO 配信情報【2025年版】
SHIROBAKOは、以下の配信サービスで視聴可能です(2025年12月時点)。宮森あおいのリーダーシップを、ぜひご自身の目で確認してみてください!
※配信状況は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。
※料金は2025年12月時点の情報です。
まとめ|「他人は変えられない。でも自分は変えられる」
💡 この記事の要点
- 青木仁志さんの「選択理論」は、職場を変える鍵
- 「外的コントロール」(命令・強制)では人は動かない
- 「内的コントロール」(傾聴・支援・励まし)で人は成長する
- SHIROBAKOの宮森あおいは「内的コントロール」の実例
- アニメ制作も物流も、チームワークとプロジェクト管理が命
- 他人は変えられない。でも自分は変えられる
- 小さな一歩から始めよう――今日から実践できる
📢 読者の皆さんへ
もし、あなたも職場で似たような違和感を感じているなら――
相手を変えようとするのではなく、まず「自分の選択」を変えてみませんか?
SHIROBAKOの宮森あおいのように、「傾聴・支援・励ます・信頼」を実践してみてください。
それが、選択理論が教えてくれた、最初の一歩です。
📚 参考情報
- 青木仁志(あおき・ひとし):アチーブメント株式会社CEO。選択理論心理学をベースとした人材教育を展開
- SHIROBAKO:P.A.WORKS制作のオリジナルアニメーション作品(2014-2015年放送)
- 選択理論:アメリカの精神科医ウィリアム・グラッサー博士が提唱した心理学理論
著者:大﨑智洋(トモシー)
物流業界35年のベテラントラックドライバー。アニメと哲学を通じて、働く人々の悩みに寄り添う記事を執筆。青木仁志氏の選択理論を現場で実践中。
🚛 トラックドライバーtomossyのアニメ哲学


