「今日はどのくらい待ったんだっけ」。あとから聞かれても、うまく答えられない。運送の現場では、よくあることです。
Thank you for reading this post, don't forget to subscribe!運送業36年以上。もとは大型車両のドライバーで、現在は荷主側(メーカーの入出荷の現場)で荷受けや雑務を担当している私は、荷待ちの時間は、その場で、数字として残すのがいちばん確かだと考えています。大きな書類は要りません。
書くのは、まず3つだけ
- ①到着した時刻
- ③呼ばれた時刻
- ⑤荷役が終わった時刻
慣れてきたら、受付・荷役開始・出発の時刻と、一言メモ(待った理由、言われたこと)を足していきます。全部をきれいに書こうとすると、続きません。
時間の出し方は、引き算だけ
- 待った時間 = 呼ばれた時刻 − 到着した時刻
- 作業の時間 = 荷役が終わった時刻 − 荷役が始まった時刻
たとえば、8:50に到着して、9:55に呼ばれたなら、待ちは1時間5分です(想定例)。数字にしておくと、会社への報告も、荷主さんとの確認も、感情的になりにくくなると感じています。
書くのは、事実だけ
「腹が立った」ではなく、「9:55に呼出。前の車が作業中と聞いた」。感情を書かないほうが、あとで静かに効きます。なお、スマートフォンでの記録や撮影の可否は、会社や荷主先の規則によって異なります。事前にご確認ください。
公的な資料では
国土交通省の資料では、トラック運転者の乗務等の記録に、到着・出発や、荷積み・荷卸しの開始・終了の日時が、記録項目として示されています。また、2025年4月からは、物流の法律の改正により、荷主にも荷待ち等の時間を短くする努力義務が示されています。ただし、「荷待ち」の定義や、記録・保存の義務の範囲は、資料・会社・契約によって異なります。会社の基準がある場合は、そちらを優先してください。
この記録を、1冊のシートにまとめました
6つの時刻と一言メモ、記入例、1日用の記録シート、月のまとめ表、日報の書き出し例、荷主さんへの確認の言い方を、書き込み式のPDF(10ページ)にまとめました。コピーして、そのまま使えます。
▼ 本書(PDF・10ページ/500円)はこちらです。
BOOTHで見る:荷待ち時間の記録シート
▼ 無料の紹介記事(note)はこちらです。
noteで読む:荷待ちの時間は、その場で書かないと消えてしまう
※この記事は、現場での経験をもとに筆者が考えたものです。法律上の助言ではありません。個別の判断が必要なときは、会社の運行管理者、社会保険労務士、弁護士などの専門家、または労働基準監督署の総合労働相談コーナーなどにご相談ください。

